ハイブランド市場のリサーチやキーパーソンとのネットワーク作り、プレゼンテーション活動に対する助成
| 事業者名 | 寺﨑刃物（小野市） |
| 事業者紹介 | 日本古来の製法(総火造り)による握り鋏を製造販売。型を使わずに熱した鉄や鋼を叩き、全てを手作業で作り上げるもので、世界でも数人しかいない伝統技能の継承者。1ミリ以下のまさに感覚を頼りに仕上げた握り鋏は驚くほど手に馴染み、使い手の手仕事を高めます。また使い手のニーズに沿って微調整できるのも総火造りだからこそ。今や希少となった小さな握り鋏が大きな仕事を生み出します。 |
| URL | https://www.terazakihamono.com/ |
| 助成内容 | ハイブランド市場のリサーチやキーパーソンとのネットワーク作り、プレゼンテーション活動に対する助成 |
| 現状、問題点 | 握り鋏の歴史は古く、縫製以外にも和菓子や伝統的な飴細工など繊細な加工にも使用されています。矢羽根を切るための刃渡り30cmのはさみや、盆栽剪定用の細長い形状など、日本文化にも密接に関連して独自の進化を遂げ、和ばさみと呼ばれ愛用されてきました。しかし繊維産業の海外移転や生活スタイルの変化に伴い、道具類の需要減少や汎用品により製造業者の廃業が相次ぎ、受け継がれてきた伝統工法の継承が途切れようとしている現状があります。 |
| 助成事業の目的 | ジャパンクラフトに対する海外の評価は高まる機運にあり、最高の裁断、縫製技術を極めるラグジュアリーブランドの職人に対するニーズ調査や、「terazaki」ブランドの品質、技術力、価値を知らしめ、販路拡大を目指します。 |
| 事業者の声 | 日々手を動かすことに精一杯で、この先の課題に向き合えていませんでしたが、助成いただいたことで本場の職人さん達の現状や、道具に対するニーズ、こだわりを知ることができ、大きな手応えを得ることができました。何より、フランスの世界的なハイブランドで働く一流の職人さんたちに自分が手掛けた製品を評価してもらえたことは、大きな自信になりました。これを足掛かりに、実際にお使いいだけるように取り組んでいきたいと思います。 |
| 事業期間 | 2023年8月～2024年5月 |
| 写真 | 握り鋏、伝統工芸技術、歴史を伝えるパンフレットや動画作成(英語、仏語) |
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